【ACL2008 vsアル・カディシア】in Kuwait 〈スタジアム編〉

2008.09.17(WED)16:30


市内(どのヘンにいたのか解らないw)からタクシーに乗り込みスタジアムへと向かう。

運ちゃんに、「アル・カディシア スタディオン!」と告げると、
すぐに理解して車を走らせてくれた。

20分ほどでスタジアム着。(料金はネゴして2KD=約800円)

タクシーを降りたのは正面スタンド前ではなく、どうやらバクスタ裏側のようだった。




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建物の向こう側に黄色い外壁のスタジアムが垣間見える所で車を降ろされた。


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その手前の建物はアル・カディシアのクラブハウスのようだ。


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立派なサポーターグッスショップもあり、施設そのものは充実していたが、
でもスタジアム周辺は工事中なのか?煩雑とした印象を受けた。
スタジアム自体もかなり老朽感が漂っていたし・・・(^_^;)



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サブグランドの脇を通ってスタジアム側へ。


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スタジアム外周をグルッと1周してみる。


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途中で目が合って固まる両者w


ペルシャ猫?(違)



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メインスタンドが見えてきた。


黄色が目立つがやはりレトロ感が拭えないスタンド本体。



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照明灯の真下から。

まだ灯は点いていないが、この照明施設を見上げてピッチ上の照度が気になる。
昨年のエスファハンの照度もやけに暗く感じたので、
あのような感じになると、選手にも影響を及ぼしそうで少々不安になった。



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そしてスタジアムを半周してメインスタンド前の正面玄関に辿り着いた。

ちょうど浦和の運営の方がいたので挨拶をした後、チケット発売のことを尋ねると、
チケット発売は右端のチケットボックスで19時から発売されるから、
それまでそのボックス前で待機していてくれと言われた。


なるほど。了解。
言われた通りにそこで待つことにする。



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時刻は18:00になる少し前。

まだチケット発売開始まで1時間以上もあったが、
チケットブースの前には個人手配で来た人、同じく小グループで来たサポの人たち、
その数およそ20人くらいの赤サポさんたちが既に待機していたので、
自分もその中に入って時が過ぎるのを待った。

そして、ラマダン終了を告げる中東特有のお経のような?音楽が流れる。


これにてようやく外で水が飲めることに・・・(^_^;)

タクシーを降りてすぐのところに売店があったので、
そこで買ったミネラルウォーターを一気飲みで喉を潤す。(ぷはぁ~)

午後にホテルの一室でコーヒーを飲んでいたのでそれほど喉は渇いてはいなかったけど、
それでも堂々と飲める水はやっぱり美味かった♪

ちなみに、食事の方は本当にこの日は一度も摂っていない。
スタジアムの中で顔馴染みのサポさんからパンを勧められたが、
逆に空腹を超えた今の状態で食べてしまうと気持ち悪くなりそうだったので、
遠慮して、結局飢えたままの状態で試合に望んだのだった…。
(正解だったと思う)




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陽も完全に沈み、スタジアムの設営も始まった。

今この場で待ってるチケットブースは日本人サポーターの専用入口ということで、
イランの時と同様、ホーム側とは完全に分離されていた。



時刻は19:00をまわった。

しかし、まだ入場口は開く気配がない。(この地域の人たちはみなルーズだからねw)


っと、ここでようやく弾丸ツアー組のバスが続々と到着。




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先乗りで既に待ってるサポ列から『お・そ・い!』コールでお出迎え(笑)


本隊も到着し、続々とバスから降りてきた赤い集団によって
正面スタンド前は一気に赤一色に染まってしまった。(笑)



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その列のど真ん中でモノ並べて座るこのおっさんが物凄く邪魔だったw

誰も買わないし・・・ww




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ようやく開門

弾丸組はチケットを持ってるので、ブース前はスルー。
一方、チケ無し組はブースでチケットを購入して中へ。

ちなみにチケ代は2KD(約800円)。


イランではチケ無しで入れた(「入れた」というより「入れ」と言われた)けど、
手元にチケットが残らず残念だったのだけど、
今回は記念になるチケットが入手出来たので、ある意味これは嬉しかった^^



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階段を上がってスタンド内へなだれ込む。

浦和サポーターエリアは、予想通りメインスタンド右側。
昨年のセパハン戦の時と同じ様式だった。



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入ってすぐに各自いつもの通りに準備に入る。

アルカディシアのサポーターはまだ入場していないみたいだ。




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キックオフ1時間半前


準備もほぼほぼ終わる。


ダルマさんと向かい合うように?バクスタの上方には丸い月が明るく照っている。

日中は砂漠の砂が舞い上がって霞んでいた視界も今はだいぶ透けてきたようだ。

気温はというと、想像していたよりもかなり低く感じた。
灼熱という表現は当てはまらないな。
30℃以上はあるだろうけど、蒸し暑くはない。
(むしろ昨日のドバイの方が湿気が凄まじかった)

それでも選手にとっては過酷なアウェー環境には変わらないだろう。
慣れない気候での体感温度というのは、それだけでダメージが大きく違うもの。

全時間を通してのコンディション維持も重要な要素になってくるだろう。



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どうでもいいが、和んでいいのか?突っ込んでいいのか?

どうにもリアクションに苦しんだ(笑)


別に悪意があるわけじゃないのだろうからなおさらに・・・(苦笑)



キックオフ1時間前。

アウェー席は格子柵で隔離されていたが、その柵に赤断幕を張り巡らしたので、
柵の向こう側のアルカディシア・サポーターの唄う声だけが聞こえてくるのだが、
向こうの様子はまるで判らない。(柵の上から黄色い旗が揺れているのは見えたが)

あの中東独特の?拡声器を使った歌がこちらにも大きく聞こえてくるのだが、
あれは拡声器というよりもマイクを使ってスタジアムのスピーカーから音が聞こえてくる?
そんな感じだった…。



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そんな相手サポーターのことはどうでもいいことで、

こちらもリーダーの呼びかけにサポーターが1つにまとまろうとしていた。


日本から海を渡ってやって来たサポーターが500人?600人?
スタンド中心にまとまる。

そしてその周りに現地に滞在している日本人の方々が陣取る。
その数およそ100人?200人?

揃いの白いTシャツを着た50人ほどの人たちはクウェート駐留中の航空自衛隊の人たちだった。
人伝に聞いたのだけど、
クウェート在住10年以上の日本人の家族も浦和の応援に来ているそうだ。

また日本国旗を持った中東の人たちもスタンドの片隅に座っていたりなんかする。
(たぶんクウェート外の中東人?だと思われる)

そんないつもの国内とは少し異なった浦和のサポーターエリア。


エリア全体から大きな拍手が沸き起こって試合前に全体が1つにまとまった。

用意した紙吹雪を全体に配り、その説明をしているときのことだった。


昨年もシドニーから始まって、決勝のイランまで、
浦和のサポ以外の現地に滞在する多くの日本人の方々が我々と一緒に応援をしてくれた。
一緒に戦ってくれた方も多くいた。
涙を流して絶叫してくれた人たちだっていた。

今回も航空自衛隊の人たちはみんな頭の上で手を叩き、
チャントは解らずともコールは大きな声で発してくれていた。
自分のところまで聞こえるくらいに。

最後まで諦めずに一緒に戦っていてくれたのだ。


嬉しいじゃねぇか・・・ちくしょう・・・(´Д⊂グスン



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日本から海を渡ってきたサポというのは
いろいろなものを背負ってこんなところまでやって来た。(はずだ)

だから、たとえ人数が少なくとも一人一人の抱えたハートはより一層強くなる。

団結力もしかり。
いつものゴール裏組、指定組、そんな棲み分けはここでは関係ない。
全てが浦和のサポーター、ただそれだけなのだ。

国外の未知なるアウェーなのだから尚更にだ・・・。


そんな一人一人の浦和サポの熱い想いが
周りの人たち、初めて浦和の中に入った人たちにも確実に伝わるのだ。

そこに理屈や理性、余計な感情など一切ない。

あるのは純粋な熱い気持ちだけ。


今回で7度目の国外アウェーとなるが、
ここクウェートでも我々のその想いは
間違いなく周りの現地日本人の方々にも伝わっていたと思う。




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そんな浦和のゴール裏作りに目を点にしていた現地のマスメディアも
その様子を一斉にカメラのシャッターを切って納めていた。


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クウェートの機動隊?も厳戒態勢で警戒に備える。

こういう光景を目の当たりにするだけで、国外での闘いということを身に包まされ
武者震いが引き起こる。

緊迫感倍増だ。



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ピッチ上では選手のアップ練習が始まった。

動きを見る限り、コンディションに問題はなさそうで一安心する。
またピッチも芝は若干深いように見えるが、状態そのものは悪くなさそうなので
大きな影響はなくこれも安心する。

ただ、選手各人の表情を見ると、やはり相当暑そうに感じるが・・・。



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選手入場直前。

待ち構えるかの如く?静まりかえるスタジアム。

今にも張り裂けそうな枯渇した空気が全身に纏わりつき、
ブルブルと震えが止まらないほどの高揚感が一気に込み上がった。

そして、、、


その不気味なほどの静寂を一瞬で切り裂くかのように
ブスブスと燻っていた魂に瞬時に着火!

ここで爆発!!


「赤き血のイレブン」


2008ACLが今、ここから始まった!




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フェアプレーフラッグがピッチ上に見え始めると、
全員が一斉に準備した紙吹雪を手に持つ。


そして選手入場・・・。


合図代わりの?爆竹の爆音が轟くと、

アウェー席全体から一斉に紙吹雪が舞う!!



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あの駒場以来の久しぶりの爆撒き紙吹雪!

吹雪というより、嵐?竜巻?如何とも形容し難いほどの物凄い刻んだ紙の渦が
一瞬にしてスタンドを包みこんだ!!


視界からピッチが完全に消え去るほどに・・・。




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この紙吹雪は、弾丸ツアー組が中心となって作ったそうだ。
残念ながら自分は個人参戦だったので作成に参加出来なくて本当に申し訳なかったのだが、
それでもこの日の午後にツアー組の滞在するホテルに顔を出した時に
山積みされた新聞紙の塊と、同じく袋詰めされた紙吹雪の塊を見ていたので、
短時間にあれほどの準備をなされた皆様方には本当に敬意を表したい。


少ない人数でスタジアムの光景を塗り替えたこの紙吹雪は本当に凄かった。

絶対に選手にもスタンドのこの想いは届いたはずだ。

鼓舞しまくったはず。


なにより、自分が一番響きまくったのだから・・・。




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午後10時 キックオフ。


ここから先は言葉に出来ない。



フォーメーション?

わからない。


戦況?

よくわからない。


誰がゴールした?

瞬間的にはわからなかった。



全部必死だったから。


考えることが出来ない。
視覚から入りこむ情報が乏しくなる。

感情そのものが必死だったから。


レフリングがおかしい?

確かにそう思ったこともあったが、
でもすぐに忘れ去って集中心を取り戻して再び戦場に気持ちを戻す。

たとえ先制されても、勝ち越されても、決定的な追加点を与えても・・・


まだまだ。まだだ。

まだ終わってない。


このまま終わってたまるかっ!


ただ、それだけの感情しかそこにはなかった。
それだけしか持ち合わせていなかった。


背中押してやらなきゃっ。

もっともっと!


まだまだ足りない!!



突き動かしたのはその想いだけだった・・・。




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現場にいた皆が同じ気持ちだったと思う。

それは一緒に声を出し続けてくれた現地の日本人の方々にも
確実に伝わっていたはずだ。


だから最後の最後まで、
どんな逆境に立たされても声量が落ちることはなく、
感情の浮き沈みがないままに試合終了の笛がなるまで
アウェースタンドの気持ちは1つのままだった。



結果は2-3


敵地で2点を上げたものの勝敗は敗れた。


でも先に進む道が閉ざされたわけではない。


もう1試合ある。


だから誰もが下を向くことはなかったのだ。




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それは選手も同じだ。

挨拶にやってきた選手の顔は、自分たちとまったく変わりなかった。


スタンドから選手に向けて激が飛ぶ。

何重にも重なっていろんな想いが選手に向けて放たれる。


その熱き想いに対し、
ポンテが、闘莉王が、手を叩き胸を突き出してその声に応える。

それだけで涙腺がゆるゆるになって熱いものが込み上がった。

選手たちの想いもまた我々の方に熱く響いたのだった。


この瞬間・・・

浦和のスタンド全体が、スタンドと選手が、今シーズン初めて一つになった。

そんな気がした。。。




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うん。大丈夫だ。


試合に負けた悔しさ、悔恨、悲壮感、
そんなものは一切ない。

あるのは次のホーム・埼玉スタジアムに向けての
決死の覚悟絶対に失わない情熱だけだ。


最後にリーダーが「上を向いて胸張って帰ろうぜっ!」と言ったが、その通りだ。
いや、言われるまでもなくそのつもりだ。


まだまだ・・・だ。。。





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終了後の片付け。

撒いた紙吹雪は、競技場下に落ちたものは少し残ったものの、
スタンド部分の新聞紙は一つ残らずみんなでキレイに回収。

ある意味、腰が痛くなってこれが一番堪えたかも・・・(苦笑)



そして、スタジアムを後にし、そのまま弾丸組と一緒にクウェート空港へと直行したのだった。



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空港でツアーで来た仲間たちを見送って、
自分もすぐ後のドバイ行きに飛び乗って
再び16時間かけて帰路についたのだった。。。(お疲れでした)



2008.09.19(FRI) 帰国。



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この記事へのコメント

なごやのじーじ
2008年09月21日 07:02
読んでいて涙腺が緩んできます、トシですかねー。
いや、熱い想いがつたわってくるからです。
ご苦労さまでした。
shigezoo
2008年09月22日 11:49
コメント有難うございます。
水曜日の第2戦に向けて、まだまだ熱さは醒めておりませんよ!
これが無とならないように、埼スタでは更に熱くいきたいですっ!!

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